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サン=ジェルマン=デ=プレを歩くなら、一度は立ち寄ってみたい老舗カフェ「レ・ドゥ・マゴ(Les Deux Magots)」。

観光名所としてあまりにも有名ですが、実際に座ってみると、この店の魅力は歴史や知名度だけではありません。

席から眺めるパリの景色、ギャルソンの美しい立ち居振る舞い、そして、少し背筋が伸びるような特別な時間。

今回は、私が実際に訪れたときの写真と体験を交えながら、2026年現在の営業時間、週末ブランチ、座席の選び方、予約についてご紹介します。

【2026年9月更新】

レ・ドゥ・マゴは2025年の改装後、メニューも新しくなっています。

現在の営業時間は、原則として毎日7時30分〜深夜1時。週末とフランスの祝日には、11時〜15時30分までブランチが提供されています。

メニューや料金は変わることがあるため、訪問前に公式サイトもご確認ください。

レ・ドゥ・マゴとは?

レ・ドゥ・マゴは、パリ6区、サン=ジェルマン=デ=プレ教会の正面にある歴史的なカフェです。

現在の場所でカフェとして営業を始めたのは1884年。

サルトルやボーヴォワール、ピカソをはじめ、多くの作家や芸術家が集った「文学カフェ」として知られています。

場所は、パリらしいカフェやブティックが集まるサン=ジェルマン=デ=プレのど真ん中。

街歩きの途中にコーヒーを飲むだけでも、パリに来たことを実感できる場所です。

レ・ドゥ・マゴでは、座る席にもこだわりたい

私たちが訪れた日は、すぐには席に座れず、案内を待つ人たちの列に並びました。

でも、私たちには座りたい場所がありました。

そこで担当のムッシューに希望を伝え、その席が空くまで待つことに。

レ・ドゥ・マゴのような場所では、空いている席に急いで座るより、「どんな時間を過ごしたいか」で席を選ぶのもおすすめです。

コーヒー一杯の料金には、飲み物だけではなく、その場所で過ごす時間も含まれていると思うからです。

その日の気分に合わせて、こんなふうに選んでみてください。

  • 赤い椅子のある店内で、歴史ある雰囲気を味わう
  • サン=ジェルマン=デ=プレ教会を眺められるテラスに座る
  • 人間観察を楽しめる大通り側の席を選ぶ
  • 寒い季節や雨の日は、明るいガラス張りのベランダ席で過ごす

希望する場所がある場合は、入口で案内してくださる方に、無理のない範囲で伝えてみましょう。

フランス語では、たとえば次のようにお願いできます。

教会が見えるテラス席を希望する場合

Une table en terrasse face à l’église, s’il vous plaît.

教会に面したテラス席をお願いします。

混雑時には希望どおりにならないこともありますが、「待ってもいい」と伝えると案内してもらえる場合があります。

私たちが選んだのは、ガラス張りの明るい席

しばらくすると、向こうから合図があり、担当のムッシューが席まで案内してくださいました。

スタッフ同士の連携が見事で、待っている時間まで不思議と心地よく感じられました。

この日、私たちが座りたかったのは、ガラス張りのベランダ席。

冬でも暖かく、外の光が入る美しい空間です。

着席すると、すぐにお手拭きが運ばれてきました。

ほんの小さなことですが、こうした気遣いに老舗らしい心地よさを感じます。

2026年現在のレ・ドゥ・マゴのブランチ

レ・ドゥ・マゴでは現在、土曜日・日曜日・フランスの祝日の11時〜15時30分にブランチが提供されています。

私たちが訪れた当時とは内容が変わっているため、以下では2026年の現行メニューをもとにご紹介します。

2026年9月確認時のブランチ料金は、1人60ユーロ。

現在は「クラシック」と「ベジタリアン」の2種類から選べます。

クラシックブランチ

  • ヴィエノワズリー、パン、バター、ジャム
  • トリュフ風味のスクランブルエッグ
  • スモークサーモンとアボカドのミニクラブサンド
  • チキンとパストラミのミニクラブサンド
  • スコットランド産スモークサーモン
  • ブリー・ド・モーとトリュフクリーム
  • 季節のサラダ
  • ミニサイズのデザート
  • 搾りたてジュース
  • コーヒー、紅茶、または昔ながらのホットチョコレート

ベジタリアンブランチ

  • ヴィエノワズリー、パン、バター、ジャム
  • トリュフ風味のスクランブルエッグ
  • アボカドとオーガニック卵のミニクラブサンド
  • アボカド
  • ブリー・ド・モーとトリュフクリーム
  • コンテAOP
  • 季節のサラダ
  • ミニサイズのデザート
  • 搾りたてジュース
  • コーヒー、紅茶、または昔ながらのホットチョコレート

温かい飲み物は1回おかわりでき、シャンパンを追加する場合はプラス15ユーロです。

料金や内容は変更されることがあります。予約時または来店前に、必ず公式の最新メニューをご確認ください。

ここからは、私が体験した当時のブランチ

ここから掲載する料理は、私たちが訪れた当時のブランチです。

現在の提供内容とは異なりますが、レ・ドゥ・マゴらしい素材へのこだわりやサービスの雰囲気としてご覧ください。

高級ホテルの朝食には憧れるけれど、朝早くからたくさん食べるのは難しい。

そんな人にとって、遅めの時間まで注文できるパリのブランチは、とても使いやすい選択肢です。

バターやコンフィチュールにも、きちんと特別感がありました。

ブランチで使われていたのは、フランス南西部のシャラント=ポワトゥー産バター。

スクランブルエッグも丁寧に作られていて、朝食らしい素朴な料理だからこそ、素材の違いを感じました。

コンテ、サン=ネクテール、ローストビーフなども並び、老舗カフェのブランチらしい充実した内容でした。

夫が注文したタルタルも、もちろん美味しかったです。

印象に残った季節のデザート

特に驚いたのが、季節のデザートでした。

一見すると、フルーツサラダ、ソルベ、フィナンシェというシンプルな組み合わせ。

ところが、口にしてみると、シロップの香りやソルベの味わい、甘すぎないフィナンシェのバランスがとても上品でした。

何もお願いしていないのに、夫とシェアできるようスプーンを2本添えてくださいました。

混雑した店内でも、こちらの様子をきちんと見ている。

こうしたサービスに、レ・ドゥ・マゴの価値を感じます。

料理だけでなく、ギャルソンを見る価値がある

通りかかったギャルソンに、デザートがとても美味しかったことを伝えました。

すると、彼はにっこり笑って、こんなふうに教えてくれました。

「美味しいでしょう。僕も仕事が始まる前に、大きなボウルで食べるんですよ」

厨房の味が、お客さまだけでなく、そこで働くギャルソンの心までつかんでいる。

その言葉が、なんだかとても印象に残りました。

レ・ドゥ・マゴの歴史や品格を支えているのは、店構えや料理だけではありません。

忙しいテラスを軽やかに行き交いながら、お客さま一人ひとりを見ているギャルソンたち。

その立ち居振る舞いまで含めて、ここで過ごす時間がパリらしい体験になるのだと思います。

レ・ドゥ・マゴはこんな人におすすめ

  • 初めてサン=ジェルマン=デ=プレを訪れる人
  • 歴史あるパリのカフェ文化を体験したい人
  • 教会を眺めながらゆっくり過ごしたい人
  • パリらしいギャルソンのサービスを見てみたい人
  • 週末に少し特別なブランチを楽しみたい人

価格だけを考えれば、もっと手頃なカフェはたくさんあります。

それでも、サン=ジェルマン=デ=プレの中心で景色を眺め、歴史ある空間とサービスを味わうことには、ここならではの価値があります。

予約は必要?

レ・ドゥ・マゴには、公式サイトから予約できるページがあります。

週末のブランチ、ランチやディナーで確実に座りたい場合は、事前予約がおすすめです。

ただし、座席の場所まで必ず指定できるとは限りません。

教会側のテラスやガラス張りの席など、希望がある場合は、予約時の備考欄に書くか、到着時にスタッフへ伝えてみてください。

レ・ドゥ・マゴの予約ページを見る

レ・ドゥ・マゴの基本情報

店名 Les Deux Magots(レ・ドゥ・マゴ)
住所 6 Place Saint-Germain-des-Prés, 75006 Paris
最寄り駅 メトロ4号線 Saint-Germain-des-Prés駅
営業時間 原則として毎日7時30分〜深夜1時
ブランチ 土・日曜日、フランスの祝日 11時〜15時30分
公式サイト https://lesdeuxmagots.fr/

営業時間、料金、メニューは変更される場合があります。訪問前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

まとめ|レ・ドゥ・マゴで、パリの時間を味わう

美味しいものをいただきながら、ギャルソンの美しいサービスに見入り、道行くお洒落な人や可愛い犬を眺める。

急いで観光するだけでは出会えない、ゆっくりとしたパリの時間です。

有名店だから行くのではなく、この場所でしか味わえない時間を楽しみに行く。

レ・ドゥ・マゴを訪れるなら、ぜひ座る場所にも少しこだわってみてください。

皆さまのパリの思い出に残る、素敵な一席が見つかりますように。

それでは、ボン・アプレミディ。

レ・ドゥ・マゴの様子を動画で見る

訪問時の様子を、約1分のショート動画にまとめています。

レ・ドゥ・マゴのショート動画を見る

参考・引用ソース

ABOUT ME
パリNow
パリ在住20年以上。 パリでの子育てやおもてなし、街案内を重ねながら、雨の日も風の日もマルシェへ通い、パリの街を歩き続けてきました。 お店選びで大切にしているのは、価格だけではありません。雰囲気、サービス、そこで過ごす時間まで含めた、本当の意味でのコストパフォーマンスです。 カフェ、レストラン、パティスリー、雑貨店など、実際に足を運び、自分の目と感覚で確かめた場所をご紹介しています。 まだ知られていないお店の「魅力」を見つけた瞬間が、私にとって何よりの至福。パリNow!では、思わず「ここへ行ってみたい」と感じていただけるパリの今を、写真とともにお届けします。 「Marche-maman」は、雨の日も風の日もマルシェへ通い続けた日々から生まれた、このサイトの原点となる名前です。