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ご訪問頂き、ありがとうございます。
今日ご紹介するパン屋さんの舞台は、
モンマルトル北部、Lamarck Caulaincourt
(ラマルク・コーランクール)です。
モンマルトルの観光名所と言えば、
モンマルトルの丘、サクレクール寺院、
テアトル広場、ムーランドゥラギャレット、
ムーランルージュ、モンマルトル博物館、
葡萄畑、ラパンアジル、
ピカソのアトリエ洗濯船、ゴッホの家、
ダリ・パリ、アメリのカフェ、
ジュテームの壁、壁抜け男、
布屋街などが挙げられると思います。
ここで、丸々1日を費やしても
飽きないほど、数々の名所が詰まった場所です。
そんな有名なモンマルトルではありますが、
その更に北側、
サクレクール寺院の後ろ側の世界を
ご存知でしょうか。
今日はそんなモンマルトルの北側地区、
ラマルク・コーランクールからの話題です。
至る所から、顔を覗かせる階段。
気が付いたら、息が上がってしまうような坂。
時々急な坂もあったりしますが、
周りの風景に馴染んだ、
美しい佇まいなので、
その景色に気を取られるうち、
そこに傾斜があることを
忘れてしまいそうです。
本題に戻りますと、
今日ご紹介したいお店は、
その通りの一つ、
Marcade通りにあります。
アトリエとパン屋さんが
一つになった、
面白い試みのお店です。
↓こんな感じの店構えです。
試みだけでなくて、
このお店が、”大切にしていること“です。
ざっと取り上げて、
このお店の7つの取り組みを
書き出してみました。
①すべてのパンは、オーガニックの小麦粉と
天然酵母で長時間発酵して作っている。
②パンとペストリーの風味のバランスを
確保するために、3種類の小麦粉を使用している。
(以下はサイトから)
1. セーヌ・エ・マルヌ県の
ムーランドゥシャントメルルと
マティニョン県の赤小麦から作られた、
風味豊かなルージュドゥシャントメルル。
2. オートプロヴァンスの
ムーランピシャールからの
小さなスペルト小麦粉とひよこ豆の小麦粉。
3. オートプロヴァンスの
ムーランシャンベランドと
イタリアピエモンテの
ムーランブルナッティのグルテンフリーの米粉。
(これだけでも、どれだけの繊細な試みなのか、
容易に想像がつきます。)
③品質の高いパートナーの有機、
及び地元の野菜や果物を使用している。
(Terroire d’avenir)
④水は、活性炭で濾過して、
パン種の細菌を取り除いている。
⑤電気は再生可能エネルギーから得ている。
⑥チャリティーへの参加、未販売アイテムの
配布をしている。
(社会貢献と同時に、製品を廃棄することがない)
⑦次世代のパン作りを担い、同志を
招き入れ、育てようとしている。
新しい世代のパン屋さんは、材料に拘り、
ただ美味しいパンを作るだけでなくて、
積極的に環境問題に向き合い
社会貢献も同時に果たしつつ
そんな考えに共感してくれる
仲間を増やしていくという、
考え方、取り組み方も
強固なファンを増やしていく
大きな鍵になりつつあるのだと
感じました。
これまでは、その素晴らしいパンを作る
人や技術が称賛される時代でした。
でも、次世代は、個人は勿論ですが
取り組み方、内容、その維持スタイルに
人々の注意や関心が向けられていくのかもしれない
と思いました。
BOULANGERIE(パン屋)という
アルファベットの文字が、
お洒落に3列に並べられているのに
惹かれて、店の中を伺っていると、
常連客と思しきムッシュが、
“この店は美味しい店ではない!←(えーーっ!)私
“すごく”(がつかなきゃいけないほど)
美味しい店です!(おーーー!)私
目を瞑って、何を選んでも大丈夫ですよ!”
と、笑顔で自信に満ちた声で仰いました。
迷って迷ったあげく、
やっぱり外せない季節のタルトと、
レジ近くに置いてあって、
“無視できなかったもの”、
いつもはプレーン、ナチュール派の
私には珍しいのですが、
チョコを練り込んだ
マーブルブリオッシュ?!を
ゲットしました!
↓ここが、アトリエをやっている場所です。
売り場とアトリエが一体になっているんです。
↓私の購入したタルトとブリオッシュです。
この生地は、サクッ、フワッとして、
口の中でほどけていきます。
小麦粉の風味がとても繊細です。
本当に目を閉じて味わいたくなる質感です。
いつも食べている小麦粉とは
先ずは食感が違うと直ぐに気がつきます。
そして、風味がきます。
何かが違う。
鼻に抜けるバター香りも、柔らかい〜〜。
地味なクラッシック感漂う見かけ。
そのクラッシックな軸をきちんと
確保した上で、
新しい息吹を感じるタルトです。
チョコレートの質、ブリオッシュの味、
本物志向の人には、
これでしょう!
どれも美味しくて、
うなったのですが、
イチヂクタルト。
美味しいイチヂクのとれたての
生々しさと、手を加えられた感が絶妙。
とにかく甘すぎないない
トッピングの上品さと
タルト生地の塩加減で、
うまーくまとまって
着地しています。
長くなりました。
最後までお付き合い頂きまして、
ありがとうございました😊
それでは皆さま、
ボンアプレミディ〜
Atelier P1
157 rue Marcadet
75018 Paris
水曜日から日曜日8.30-19.00
月曜日と火曜日は休業
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すごい美味しそうですね♪
これは食べてみたい♪(^▽^)
イチジクが大好きでもあるので、お写真見ているだけでウットリします♪
食材へのこだわり、自然、環境への心配りなどなど哲学を感じますね。
ラマルク・コーランクールは、記憶に新しいです。サクレクール寺院に行くには、Anvers駅からだと人もスリも多く、写真撮りながら歩いていると絶対に狙われるだろうと考え、まずはバスと徒歩でラマルク・コーランクール駅を目指し、そこからサクレクール寺院へとフォト散歩していきました。
旅行に行く前、何度もGoogleマップのストリートビューを頭に叩き込みました(笑)
乗ったバスが、降りる予定だったバス停を飛ばしてしまい、迷ったりしましたが、今となってはよい思い出です。(^^)
それよりも、パリの日常を垣間見たようで楽しかったです♪
こちらのパン屋さん私の行きたいお店リストに入れます♪
さすがですね!さんたさん!😉
そうなんです。モンマルトルの丘へは、残念な事に、多くのガイドブックにはAnver駅かAbbesses駅が最寄りとしか書いてないのですよね、、、。確かに初めての方は、サクレクール寺院を正面から登りたいかな、、というのも分かるのですが、スリもとっても多いので、優雅には登れないのですよ、、、。
その点、このラマルク・コーランクールから南に登っていくという、裏ワザは知っておくと便利ですよね!
Googleマップのストリートビューでイメージトレーニング✨も素晴らしいです!答え合わせも、楽しいですよね。次回の時は、ラマルク界隈のお勧めをこれから幾つかご紹介いたしますね!お楽しみに♡
このパン屋さんも美味しそう、左岸のあそこみたいですねー
マルカデポワソニエとモンマルトル近い、
もしかしてケーキ屋さんと同じ日にいらっしゃったのですかね。
じつは丘で絵を描いていた友だちが居て
マルカデポワソニエに住んでました。
40年前です、懐かしい、ありがとうございました。
恐るべし!Monsieur G!😆位置関係、完全に把握されていますね!!Ⓜ️マルカデポワソニエから、友人に付き合ってもらって、ずっーと西に歩いていて、パン屋さんを見つけました!ケーキ屋さんは狙って行きました!(笑)ブログに書ききれないほど、ツボにハマるお店がありました。呆れられちゃうかな?!と思いつつも、また感動をアップしてまいります!お付き合い頂けると嬉しいです。
きっと40年前に、ご友人も一緒に歩かれた風景だと思います!モンマルトルで絵を描いていらした御友人も、絵になりそうです😉それにしても、40年。。。
あっという間ですかね。