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注文したお肉が届きました!
パリでは、薄切り肉というのは
スーパーでは手に入りません。
アジアの食材店に行くか、
薄切りにしてくれるお店を見つけて、
前もって注文が必要です。
ただ、日本の薄切り肉のニュアンスを
伝えるのは簡単ではありません。
薄切りにしてね、と伝えても
5ミリの厚さだったりとか、、。
この14区のお店とのお付き合いはもうかれこれ8年。
注文する度に信頼が深まる場所の一つです。
扱う商品への愛情が感じられます。
仕事の全てが、とても丁寧です。
サレール牛(オーベルニュ地方)の
entrecôte(リブロース)です。
小分けにしやすいように、
大方100グラムずつくらいに
シートを挟んでくれています。
これをくるくるッと軽く巻いて
1シートずつ、ビニールに入れて冷凍します。
日本では簡単に手に入るのに、
こちらでは、容易に入手できないもの。
伝えたかったことがうまく伝わらずに
がっかりしたことが何度あったことでしょう。
でも、このお肉屋さんと出会い、
私たちの生活は変わり始めました。
物価の高いパリに暮らして、
対価に見合うものというのは
決して現物についた価値だけではないのだ
ということを学んできました。
お肉屋さん、チーズ屋さん、パン屋さん、
マルシェ、、。
いつの日からか、ものを買う場所である以上に、
そこで働く人たちとの絆を深める場所に
なってきました。
今では、電話をすると、声で分かってくださり、
私が注文するものを把握してくださっているので
細かい説明も必要ありません。
Hugo Desnoyerは、私にとって、多くの諦めを希望に変えてくれ、
日々の楽しみと安堵を与え続けてくれているお店の一つです。
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